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いい寝!フォーラム・トップ > Contents > 眠りが自律神経を救ってくれる「良い眠りで副交感神経を優位にしてやる」

眠りが自律神経を救ってくれる。私たちの心身の状態は自律神経によってコントロールされています。その自律神経に大きな影響を与えるのが、眠り。眠りと自律神経の関わりについて、自律神経研究の第一人者として知られる順天堂大学医学部の小林弘幸教授に教えていただきます。

1.良い眠りで副交感神経を優位にしてやる

自律神経系(以下、自律神経)は内臓や血管の機能をコントロールする神経。交感神経と副交感神経からなります。交感神経が優位になるとカラダはアクティブな状態となり、副交感神経が優位になるとカラダはリラックスした状態となります。感覚的に言うとバタバタ忙しくしているときは交感神経が上がり、まわりの景色を見る心の余裕があるときは副交感神経が上がっています。

自律神経のバランスが乱れると内臓の機能は低下し、血管が収縮して、血液循環やホルモンの分泌バランスも崩れてくるため、心身に不調が現れて病気に罹りやすくなります。

自律神経のバランスはおもに副交感神経が上下することで取られていますが、男性は30歳、女性は40歳を境として副交感神経の働きがガクンと下がり、自律神経のバランスが乱れてきます。その乱れを解消してくれるのが、良い眠りです。

眠りと自律神経の関係を調べてみると、睡眠がしっかり取れている人は副交感神経が周期的に優位になり、自律神経のバランスが整っています。反対に睡眠がちゃんと取れていない人は交感神経がずっと優位なままで、副交感神経がほとんど上がってきません。

良い眠りを取ると副交感神経が優位になります。すると内臓の働きが改善し、血管が開いて血液循環が促され、ホルモンの分泌も良くなって心身が健康になるのです。

小林弘幸

小林弘幸(こばやし・ひろゆき)

順天堂大学医学部教授。日本体育協会公認スポーツドクター。1960年、埼玉県生まれ。順天堂大学医学部卒業後、同大大学院医学研究科(小児外科)博士課程を修了。その後、ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師、同助教授を歴任した後、現職に到る。自律神経研究の第一人者としてトップアスリートやアーティストなどの指導にあたり、健康問題についてもメディアで積極的に発言する。

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