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いい寝!フォーラム・トップ > Contents > 眠りが自律神経を救ってくれる「量と質から、良い眠りを定義してみる」

眠りが自律神経を救ってくれる。私たちの心身の状態は自律神経によってコントロールされています。その自律神経に大きな影響を与えるのが、眠り。眠りと自律神経の関わりについて、自律神経研究の第一人者として知られる順天堂大学医学部の小林弘幸教授に教えていただきます。

2.量と質から、良い眠りを定義してみる

量と質の両面をクリアしないと副交感神経を優位にする良い眠りは取れないと思います。

量についてはやはり睡眠時間をある程度確保すべき。個人差はありますが、最低6時間を目安にするといいでしょう。睡眠は1.5時間ほどの周期を持っていますから、その倍数である6時間の睡眠だとリズムが整いやすくなります。もっと眠れる場合は6時間+1.5時間、つまり7時間半の睡眠が確保できるとなお良いと思います。

質に関しては、寝入りも寝起きもスムースで途中で覚醒しないことが大切。いくら寝ても途中で何度も起きると睡眠の質が低下し、副交感神経が優位になりにくいのです。我々の実験でも、中途覚醒がない安定した睡眠では、リラックスしたときに出るα波という脳波がコンスタントに現れ、副交感神経が優位になることが確かめられています。

良い眠りが取れているかどうかは、朝起きたときの感覚でチェックできます。すっきり目覚めてカラダが心地よくリラックスしていれば、きちんと眠れて副交感神経が優位になっていると考えられます。

小林弘幸

小林弘幸(こばやし・ひろゆき)

順天堂大学医学部教授。日本体育協会公認スポーツドクター。1960年、埼玉県生まれ。順天堂大学医学部卒業後、同大大学院医学研究科(小児外科)博士課程を修了。その後、ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師、同助教授を歴任した後、現職に到る。自律神経研究の第一人者としてトップアスリートやアーティストなどの指導にあたり、健康問題についてもメディアで積極的に発言する。

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